Basket work
私は身に付けるアートとしてジュエリーを作っており、新しい技法を求めていた時、バスケタリーに出会いました。ジュエリーなどの金属加工の場合、まずデザインし、それに沿って加工する事が多いのですが、バスケタリーでは素材と組織によって形が作られる事、またその発見を追及する造形である事が、私にとって新鮮でした。自然素材も好きなのですが、慣れ親しんでいる金属を素材として編み組みを試みています。金属と一言でいっても多くの種類があり、その性質や線の太さが技法と合うかという事を把握するまで、試行錯誤を繰り返しました。また既存の形を金属に置き換えただけではないオリジナリティが必要であり、自分のイメージが表現できるかという事も問題でした。