Basket work

しゃぼんⅠ

しゃぼん玉は自然の摂理によって、美しい球になります。バネ性のある線材を、外向きにはねる力を互いに押さえつけるように組んでいくと、必然的に球形になります。
ステンレスのテンションを生かして乱れ編みにし、補助の役目とデザインポイントとして、金属ビーズを用いました。金属加工の場合、接合は合金を熱で溶かして付けますが、熱をかけられない素材や熱によって金属が鈍ってしまうのを防ぐ事が、組による造形によって可能です。バスケタリーの奥の深さと可能性を感じています。
しゃぼん球のキラキラ・フワフワした美しさを、ジュエリーとしてとどめました。

サイズ:
300×300×100mm
素材:
ステンレス線
技法:
制作年:
日本ジュエリーアート展 2010年